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Kiri|高校地理教員

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「地理を通して世界を知ろう」は、日々の授業や大学受験に必要な高校地理の解説をしているウェブサイトです。運営しているのは、私立の中高一貫校で勤務している現役教員、Kiriです。

なぜ、それがそこにあるのか。

地理とは、この問いを考える学問だと私は思っています。

「それ」とは、衣食住などの文化、農業や工業、都市、自然環境、そして人々の暮らしなどです。山や川の名前を覚えたり、地名や特産品を覚えることが地理の勉強ではありません。自然環境、歴史、政策など、さまざまな要因がつながって「だから、"それ"が"そこ"にあるのか」と腑に落ちて、世界の見え方が変わる瞬間にこそ、地理を学ぶ面白さだと私は考えています。

こうした「地理の視点」は、高校を卒業して社会に出たあとも役に立ちます。ニュースを見るとき、旅先の街を歩くとき、身近な風景を眺めるとき、「なぜ、これはここで起きているのだろう」と考えられる。地理を学ぶことを通して、世界を見るためのレンズを手に入れる土台になってほしい。そんな思いで解説を作っています。

なぜ解説動画を作っているのか

授業動画を作り始めたのは2020年6月ごろ、新型コロナウイルスによる休校がきっかけでした。最初は、自分の学校の生徒のために作り始めたものでした。オンライン授業の際に、教員が画面越しに説明し続けるのは、対面授業よりもお互いにずっと疲れる。解説を聞くだけの内容なら各自で家で動画を観てもらって、オンライン授業中はなるべく話し合いにあてられるようにしようと思って作り始めたものでした。

ただ当時、高校地理を教科書の流れに沿って、地図や写真をふんだんに使い、基礎から大学入試につながる内容まで体系的に学べる動画は、自分が探した限り見つかりませんでした。「ないなら自分で作ってみよう」と、それまで動画作成の経験など全くありませんでしたが、試行錯誤しながら動画制作を始めました。

「どうせ作るなら、他の学校の生徒にも見てもらおう」。そう考えてYouTubeで公開したところ、想像していたよりはるかに多くの高校生が見てくれるようになりました。

授業受けても問題解いて解説読んでも理解できなかったのに、めっちゃわかりやすくて理解できました😭ほんとにありがとうございます!!

YouTubeコメントより

この世で1番わかりやすい説明だと思う。 共通テストまで2週間くらいしかないけどこれみてほぼ完璧に理解したました。 すごく助かります!ありがとう😊

YouTubeコメントより

30代社会人です。日常の疑問を調べていて貴動画に巡り合いました。地理って面白い!と生まれて初めて思いました。今からでも学びなおします。素晴らしい動画をありがとうございます。 学生さんたちにとっても素晴らしい動画だと思います。心より応援しております。

YouTubeコメントより

海外で拝見しています 日本の大学を目指していて、留学試験を勉強しているので、先生の全動画が本当に助かります😭 テキストに何回読んでもよく分からない概念が出たら必ず先生の動画を見ていますが韓国人の私にとっても説明がめちゃ理解しやすいし確認問題も本当に役に立ちます…単純に理解できるだけじゃなくて地理自体を楽しく感じるようになりました 本当にありがとうございます!

YouTubeコメントより

高校生だけでなく、地理教員を志す大学生や現職の先生方からも、涙が出るくらい嬉しい応援の言葉を数多くいただきました。自分の学校の生徒のために始めたことが、「自分が役に立てる人が、自分の学校の外にもいる」と感じられるものに変わっていきました。そうして、コロナによるオンライン授業が終わった後も、動画作成を続けるようになりました。

地理は日本中の全ての高校生が学ぶ科目でありながら、日本史や世界史に比べると、専門とする先生の数やネット上での解説がまだまだ少ないのが現状です。住んでいる場所や通っている学校に関係なく、自分のペースで高校地理を体系的に学べる環境を作りたいとの思いから、動画に加えて、内容に対応したWeb記事や確認問題もこのサイトで公開するようになりました。

運営者について

Kiri高校地理教員

私立の中高一貫校に勤務しています。教員経験は約15年(2026年現在)。日本の高校地理に加えて、国際バカロレア(IB)教育にも携わっています。

大学時代から国際協力に関心があり、「なぜ世界にはこれほど富の不均衡があるのか」「なぜ生まれた場所が違うだけで、自分の生き方を自分で決められない人がこんなにも多いのか」という疑問を抱えていました。東京大学農学部で農業経済学を専攻し、卒業後は民間金融機関に勤めましたが、教員への夢を捨てきれず、社会人をやりながら通信制大学で教員免許を取って、地理教員になりました。

なお、日本で教員になる前には、JICA青年海外協力隊として、アフリカ南部のザンビアで2年間、現地の公立中学校で理科と数学を教えました。「地理教員として世界のことを教室で語る前に、まず自分の目で世界を見てみたい」と思っての協力隊参加でしたが、当時の経験はその後の人生を変えるほど貴重なものでした。

ザンビアの中学校で理科と数学を教えていた頃の写真
青年海外協力隊として活動したザンビア・マザブカにて
ザンビアの中学校で理科と数学を教えていた頃の写真
ザンビアの中学校で理科と数学を教えていた頃の写真

帰国後に現在の学校に着任してから今日まで、教室で考えてきたことの根っこには、ザンビアで見た風景と、あの頃の問いがあります。

中高生の頃から陸上競技を続けており、今でも走ることが好きです。山に登ることも好きです。

教材づくりで大切にしていること

  • 暗記ではなく「なぜ?」まで理解する用語や地名、統計を覚えるだけでなく、なぜその場所にその現象があるのかを説明することを意識し、他の場面でも応用できる「概念」や「見方・考え方」を伝えられるように意識しています。
  • 必要な内容を、約10分に凝縮する授業の導入から入試に必要な基礎まで、抜けなく、しかし詰め込みすぎず。動画は1本約10分を基本にしています。自習する人には、一時停止や繰り返しがしやすい長さです。授業で使う先生には、インプットを短くして、残りの時間を問題演習や資料読解、生徒同士の対話や探究に使ってほしいと考えています。
  • 多様な学び方に対応する動画で聞くのが学びやすい人、図や文章で読むほうが理解しやすい人、色々なタイプの高校生に使ってほしいと思っています。生徒の学び方もさまざまなので、動画・記事・図表・確認問題を組み合わせて用意しています。
  • 信頼できる情報源を使う高校地理の教科書、公的機関や国際機関の資料、信頼できる統計をできる限り確認し、作成時点での最新情報にあたるようにしています。誤りを見つけた場合には、お気軽にご連絡ください。

このサイトで学べること

動画で学ぶ

約10分の授業動画で、テーマの全体像をつかむ

記事で学ぶ

動画に対応した解説記事で、図や文章から読み直す

問題で確かめる

確認問題で理解を定着させる

先生方へ。動画は、ぜひ実際の授業でも使ってください。私自身、生徒達が先ずは各自の端末で動画を視聴して基礎知識を学び、その後に問題演習や資料読解、議論に取り組むという形の授業をすることがあります。「活動の多い授業をしたいが、解説するだけで時間が足りなくなってしまう」と感じている先生の助けになれば嬉しいです。

なお、YouTube上で多くの先生方から「この動画で使用しているスライドが欲しい」というご連絡をいただいたことをきっかけに、一部の授業については、動画で使っている編集可能なスライド教材の提供も2026年より開始しました。

動画の更新や地理教育についての情報は、Xでも発信しています。

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