地球のすがた(大陸の高度別面積割合)

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UNIT 02
世界の地形
LESSON 01

地球のすがた(大陸の高度別面積割合)大陸ごとの高さの違いを表と地図から読み解こう

地球全体の陸地と海洋の比率と、大陸別の高度別面積割合の表の読み方を整理します。アジア~アフリカ~南北アメリカ~オーストラリアまで、大陸ごとの地形の特徴も解説します。

▶ 動画 6:33

この記事でわかること

  • 陸地と海洋の比率が、地球全体と北半球・南半球でどう違うかを説明できる
  • 大陸の高度別面積割合の表の数字だけから、どの大陸かを見分けることができる
  • 大陸ごとの高度の特徴と、それを代表する山脈・高原・低地の名前を説明できる

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動画:地球のすがた(大陸の高度別面積割合)

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地球上には、高い場所や低い場所、凸凹な場所や平らな場所と、さまざまな地形があります。そして人々は、それぞれの地域の地形に適応した生活を営んでいます。その意味で、地形は人々の暮らし方を左右する条件の一つということができます。

「世界の地形」の第1回となるこの記事では、まず地球を大きく眺めます。地球のどのあたりに高い場所があり、どのあたりに低い場所があるのかが、この記事のテーマです。

陸地と海洋の割合

地形を見る前に、覚えておきたい数字があります。地球の円周は1周で約4万キロメートル、表面積は約5.1億平方キロメートルあります。そして陸地と海洋の比率は、おおむね3対7です。表面のほとんどが海であることが、地球が水の惑星と呼ばれるゆえんです。

ただし、この比率は北半球と南半球で異なります。陸地は北半球のほうに多く分布しているため、北半球では陸地と海洋の比率がおおよそ4対6になります。一方、南半球では海の割合が増え、比率はおおむね2対8です。

「陸地と海洋」と題した世界地図のスライド。右側に、地球の円周は約4万キロメートル、表面積は約5.1億平方キロメートル、陸地と海洋は3対7、北半球は4対6、南半球は2対8という数字が並んでいる。
地図の下半分に広がる青の面積が、南半球で海の比率が高いことを示している

大陸の高度別面積割合の表

ここからは、地球上のどこに高い土地があり、どこに低い土地があるのかという、地球上のデコボコに目を向けます。これを考えるときに非常によく登場するのが、大陸別に土地の高さを割合で示した表です。

大陸の高度別面積割合をまとめた表。アジア、ヨーロッパ、アフリカ、北アメリカ、南アメリカ、オーストラリア、南極、全大陸の列に、200メートル未満から5000メートル以上までの高度区分ごとの割合と、平均高度の行が並んでいる。
割合が高いほど赤が濃い。列ごとにどの高度区分が濃いかを見比べると、大陸の性格がつかめる

たとえばヨーロッパであれば、面積の52.7%、つまり半分以上が高度200メートル未満の低い土地だとわかります。一方、南極は大陸全体が分厚い氷河に覆われています。そのため大陸のほとんどが、高度1000メートルを超える高い土地で、2000メートルや3000メートルを超える区分の割合も高めです。

大陸名が隠れていても、数字からどの大陸かを判定できるようになりましょう。

表の数字を全部覚えるのは、さすがに大変そうです。

Kiri
Kiri

数字を覚える必要はありません。大陸ごとの地形のイメージと結びつけることで、推測できるようになるのが理想です!

アジア:5000メートル以上の土地が広がる

大陸ごとの地図は、先ほどの表と同じ区切りで土地の高さを色分けしたものです。

アジアを高度別に色分けした地図。西シベリア低地、モンゴル高原、チベット高原、ヒマラヤ山脈が赤い手書きの丸と矢印で示され、右にはアジアの高度別割合の列が並んでいる。
大陸の南側に濃い橙色の高地が帯状に連なり、北のシベリアは緑のまま広がっている

アジアの特徴は、標高5000メートル以上という非常に高い土地が、全体の1.1%もあることです。アジアでまず挙がるのはヒマラヤ山脈です。世界最高峰のエベレストをはじめ、8000メートル級の山々が連なります。そしてその北には、平均高度4000メートルを超えるようなチベット高原が続いています。

さらにモンゴル周辺には、平均高度1500メートル前後のモンゴル高原が続きます。そのため、500〜1000メートル、1000〜2000メートルといった中間の高度の割合も高くなります。

一方、ロシアには西シベリア低地と呼ばれる広大な低地が分布します。インドの東部や西部、東南アジアから東アジアにかけては、川によって形成された低地が広がっています。こうした低地があるため、200メートル未満の低い土地の割合も24.6%に達します。

同じアジアの中でも、高い土地と低い土地の差がずいぶん大きいのですね。

Kiri
Kiri

広い大陸だからね。代表的な山脈や平地の名前を覚える際には、地図上の位置を対応させて覚えましょう。

ヨーロッパ:低い土地が半分を超える

ヨーロッパの特徴は、何といっても標高200メートル未満の低い土地の割合が高いことです。ヨーロッパ東部に広がる広大な東ヨーロッパ平原をはじめ、ドイツの北ドイツ平原、フランスのフランス平原など、低い土地が全体的に目立ちます。

ヨーロッパを高度別に色分けした地図。東ヨーロッパ平原、北ドイツ平原、フランス平原、アルプス山脈が赤い手書きで示され、右にはヨーロッパの高度別割合の列が並んでいる。
大陸の大部分が200メートル未満を表す緑で、濃い橙色はアルプス周辺などに限られている

イタリア北部にはアルプス山脈がそびえます。ただし最高峰のモンブランでも標高は約4800メートルです。8000メートル級が連なるアジアのヒマラヤ山脈には、高さでも規模でも及びません。

アフリカ:楯状地がつくる高い大陸

アフリカ大陸はアフリカ楯状地といって、全体が楯(シールド)を伏せたような形をしています。そのため、標高200メートル未満の低い土地の割合が非常に低いという特徴があります。

アフリカを高度別に色分けした地図。アトラス山脈、コンゴ盆地、キリマンジャロ、ドラケンスバーグ山脈が赤い手書きで示され、右にはアフリカの高度別割合の列と、ゆるやかな山なりの曲線が描かれている。
右のゆるやかな曲線は、アフリカ大陸を横から見た起伏の模式図で、楯を伏せたような断面になっている

アフリカの南部は、ほとんどが標高1000メートル前後の高地です。そのため、涼しく過ごしやすい気候の街もたくさんあります。一方、大陸の中央部には、やや標高の低いコンゴ盆地が位置しています。

アフリカ大陸の最高峰はキリマンジャロです。タンザニア北東部、ケニアとの国境付近にあり、標高は約5900メートルに達します。また北部には新期造山帯であるアトラス山脈、南部には古期造山帯であるドラケンスバーグ山脈があります。

高地というだけで、過ごしやすい街になるのですね。

Kiri
Kiri

アフリカというと暑いイメージがあるかもしれないので、意外ですよね。地形の話は、気候の話ともつながってきます。

北アメリカ:西から東へ低くなる

北アメリカの特徴は、西部に広大なロッキー山脈がそびえ立つことです。そこからグレートプレーンズ、プレーリー、中央平原と徐々に標高が下がり、やがて海に至ります。西が高く、東へ行くにつれて低くなっていくのが北アメリカの地形です。

北アメリカを高度別に色分けした地図。西のロッキー山脈からグレートプレーンズ、プレーリー、中央平原、東のアパラチア山脈までが赤い手書きで示され、右には北アメリカの高度別割合の列が並んでいる。
右の手書きの線が、西で一気に高くなったあと東へゆるやかに下がる断面を表している

この下り坂の途中には、なだらかなアパラチア山脈も見られます。こうした西高東低の地形のため、200メートル未満(緑)と200〜500メートル(黄)の割合が、どちらも目立ちます。

南アメリカ:山脈の東はすぐ低地

南アメリカも、西側に山脈があり東側の標高が低いという点では北アメリカと似ています。西側には広大なアンデス山脈がそびえます。

南アメリカを高度別に色分けした地図。西のアンデス山脈と、その東のアマゾン盆地が赤い手書きで示され、右には南アメリカの高度別割合の列が並んでいる。
右の手書きの線は、西端で急に高くなってすぐ下がり、あとは平らという断面を表している

北アメリカと違うのは、その東側の下がり方です。北アメリカでは、山脈から東へ向かって標高が徐々に下がっていきました。南アメリカでは違います。アンデス山脈のすぐ東側に、広大な熱帯雨林におおわれたアマゾン盆地が広がっているのです。

そのため標高が一気に上がったあと、すぐに下がってあとは平らになるのが南アメリカ大陸です。

オーストラリア:高い場所がほとんどない

オーストラリアには、標高の高い場所がほとんどありません。一番高い場所でも標高は約2000メートルにとどまります。

オーストラリアを高度別に色分けした地図。東部のグレートディバイディング山脈と、中央の大鑽井盆地(グレートアーテジアン盆地)が赤い手書きで示され、右にはオーストラリアの高度別割合の列が並んでいる。
大陸の広い範囲が200〜500メートルを表す黄色で、濃い橙色はごく一部にとどまっている

東部には、やや標高の高いグレートディバイディング山脈が位置します。しかし中央には大鑽井盆地(グレートアーテジアン盆地)が広がり、西部には砂漠が広がって台地状の地形をつくっています。そのため標高は、ほとんどが200〜500メートルの間に収まります。

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